30年前の振り返り(2)

30年前の振り返り(2)2016.11.23

30年前、1987年当時社交ダンススクールは風俗営業法で定められた条件を満たさないと営業できませんでした。
この法律は昨年平成27年に改正され、社交ダンススクールは除外されました。



3年に1度国家公安委員会主催の講習会があり、当時当スクールは2か所で営業していたため、3年に2回義務として出席していました。
結構な頻度でした、また、営業許可を取得するため、地域の警察の防犯課に書類を提出し、受理されるまでにしばらく時間がかかり、その間も家賃を払わなければならず、金銭的にも大変な時期でした。



公安委員会の方が条件を満たしているか、確かめに見え、どきどきしたのを覚えています。
いろいろな手続きを経ないと、レッスンができなかったのです。
どこでも簡単に社交ダンスは踊れなかったのです。
今のように公共の施設で毎日の様に、まるでダンスホールのようなことはできなかったのです。法的に社会的に認められた形で社交ダンスを教えるにはいくつかのハードルがありました。プロとしてとても不公平だと今でも思います。



公共の施設の方にその話をしても「市民のみなさんが楽しみでやっているのだから、プロの先生方には関係ないでしょ。」と一蹴されました。