30年前の振り返り(3)

30年前の振り返り(3)2016.12.08

さて、つぎはスタッフをどうするかという問題です。生徒さんの中には先生になっても大丈夫なくらい踊れる方が何名かいましたが、みな先の保証のない社交ダンス教師には二の足を踏みました。福利厚生のしっかりしている会社勤めでしたので、もし怪我でもして踊れなくなったらと、最悪の状況を想定すると、好きなダンスを職業にはできなかったようです。
母と私の2人で始めました。
よく衝突しました。母はダンススクールは男性のプロの競技選手が経営していくのが筋であって、43歳で、先生の資格の取得し、その当時56歳だった母はそんな分不相応なことをしては、他のスクールを経営している先生方に失礼だと、なかなか賛成してくれませんでした。私は一流の競技選手の先生とは一線を画する教室があってもいいのではないかと思いました。いろいろなニーズがあり、私にでもできることがあると確信していました。
その後レッスンに通って下さる生徒さんの中に、今の仕事をやめて教師になると言って下さった方や、働きたいと入社して下さった方が出てきて、体制が整っていきました。次回は働きながら、主婦、母を両立する事を書きたいと思います。